http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167811000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_018

流通大手の「イオン」は、ことし8月に実施した商品の値下げで、対象商品の売り上げが1.5倍に増えるなど値下げの効果が出ているとして、今後も追加の値下げを行う方針を明らかにしました。

イオンは、自社で開発・販売しているプライベートブランドの食品や日用品の一部をことし8月に値下げしましたが、直後の3週間余りの対象商品の売り上げが、前の年の同じ時期に比べて1.5倍に増加したということです。

これについて、イオンで総合スーパー事業を担当する岡崎双一執行役は4日の中間決算の記者会見で「消費者の節約志向が根強い中、日常の生活用品などの価格は全体としてどんどん下がっている。コスト削減が可能になった商品から値下げをしていきたい」と述べ、時期は明言しなかったものの、今後も追加で値下げを行う考えを明らかにしました。

また、値下げや店舗の改装による効果で、イオンのことし3月から8月までのグループ全体の中間決算は、売り上げが去年の同じ時期より1.4%増加して4兆1686億円余りとなり、最終的な損益も53億円の赤字から42億円の黒字に転換しました。

10月4日 20時05分