連休明け10日の東京株式市場で、アルミ製品の強度など性能データを改ざんしていたと8日に発表した神戸製鋼所の株価が急落した。終値は、値幅制限の下限(ストップ安水準)となる前週末比300円安の1068円だった。

 終値ベースでは6月27日以来、約3カ月半ぶりの安値水準。下落率は約21.9%と東証1部でトップだった。

 神戸製鋼株は取引開始直後から売り注文が買い注文を大きく上回り、午前は取引が成立せず、値が付かなかった。問題のアルミ製品を使用していたと明らかにした日産自動車やマツダなどの株が売りに押される場面もあった。

 ネット証券のアナリストは「取引先の自動車メーカーがリコール(無料の回収・修理)に踏み切るかどうかを含め、問題がどの程度拡大するのか注視する必要がある」と話した。

配信2017.10.10 17:26更新
産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/171010/afr1710100021-n1.html

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