すみません 続きを貼り忘れていました

>>1 続き

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Aさんは自殺する直前、こんなメッセージを送ったという。

Aさんの母「『この(暴露した)同級生が法曹界で活躍するのであれば、自分が目指していた世界はここにない。
だからもう終わりにします。みなさん、ありがとうございました』とクラス全員に送ったようです。それが最後の言葉になりました」

遺族側の弁護士によると、同級生は、暴露した理由について、「告白を受けて困惑し、暴露するしかAさんからの接触を完全に避ける方法がなかった」と主張したという。

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自身もLGBTの当事者で、支援団体で活動している「NPO共生ネット」代表の原ミナ汰さんは、告白を受けた場合の対応について、当事者と関係のない場所に相談することが大切だと話す。

原ミナ汰さん「(告白された人は)たとえ受け入れたとしても、それがウソになる時もある。
だからその欺瞞(ぎまん)、苦しさをどこかに吐き出さなきゃいけない。ちょっと場を変えて話をしてみると、実は聞いてくれる人はたくさんいるわけですね」

電話相談窓口「よりそいホットライン」など、告白を受けた側の相談にも乗る窓口があり、多くの相談が寄せられているという。

自殺したAさんの遺族は、裁判を通じて、社会に訴えたいことがあるという。

Aさんの父「LGBTの人が住みやすい世の中、その足がかりになる。今回の息子の訴訟というのは、一石を投じたとは思っています」

おわり