大阪市中心部のタワマン牽引、近畿は４年ぶり増…４〜９月マンション発売

2017.10.16 16:52

　不動産経済研究所が１６日発表した近畿２府４県の平成２９年度上半期（４〜９月）のマンション発売戸数は、前年同期比１２・６％増の９８８９戸となり、上半期として４年ぶりに増加した。

大阪市中心部でタワーマンションの供給戸数が伸びたほか、郊外のファミリー向け物件も好調だった。

　地区別の発売戸数は大阪市が４２・３％増の５１４３戸。一方で京都市は１３・３％減の６３９戸、神戸市も４６・９％減の５３０戸だった。

　契約率は６・６ポイント上昇の７７・２％で、好調の目安とされる７０％を上回った。同研究所は「近畿は価格の上昇が首都圏に比べ緩やかで、消費者の購買意欲も堅調に推移している」と分析している。

　同時に発表した９月のマンション発売戸数は、前年同月比２７・９％増の２３９２戸となり、２カ月ぶりに前年実績を上回った。

http://www.sankei.com/smp/west/news/171016/wst1710160062-s1.html