JR九州は12日、福岡県内の筑豊線を走る12両の車体に、発注した規格とは異なる仕様で作られたり、接合部分にずれが見られたりするなど神戸製鋼所の不適切なアルミニウム製品が使われていたと明らかにした。いずれも安全性に影響の無いことが確認されたといい、これらの車両も通常通り運行している。

 神戸製鋼がアルミ製品などの性能データを改竄(ざん)していた問題を受けた、車両メーカー側の調査で発覚した。メーカーが設定した寸法の許容範囲を超える仕様を神戸製鋼が採用しており、一部で許容範囲を超える厚さの製品が使われた可能性があるという。他の在来線では確認されなかった。

 JR九州は、九州新幹線の車両に関してもメーカー側に調査を依頼しているが、これまでのところ問題のある製品の使用は確認されていない

産経新聞:http://www.sankei.com/west/news/171012/wst1710120075-n1.html