【ニューヨーク時事】11日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、神戸製鋼所のデータ改ざん問題に関する東京発の特派員電を1面トップで報じた。「日本のイメージに打撃」と見出しを取り、日本のものづくりへの高い評価が損なわれる恐れがあると指摘した。

同紙は「車や航空機、新幹線のメーカー大手各社は、長年にわたり神戸製鋼が供給する原材料に依存してきた」と説明。神鋼について「ほとんど目立たなくとも、極めて重要な日本経済の柱」だとした。
 
その上で、日産自動車の無資格検査問題やタカタの欠陥エアバッグ問題などを挙げ、「日本はものづくりの質への評価を頼りにしてきたが、それは大手メーカーの一連の問題によって損なわれている」と断じた。

配信(2017/10/12-00:58)
時事ドットコム
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