大手ビールメーカーの「アサヒグループホールディングス」は、ヨーロッパでビール事業を強化することに伴って、およそ20%を保有する中国の「青島ビール」の株式を売却する方針を明らかにしました。

「アサヒグループホールディングス」は、中国の大手ビールメーカー「青島ビール」の株式をおよそ20%保有していますが、これを売却する方針を明らかにしました。

株式をすべて売却するか、一部にとどめるかは検討中だとしていて、売却先は今後、入札を行って決めるとしています。

アサヒは、平成21年に「青島ビール」の株式をおよそ600億円で取得し、現地に合弁会社を設立するなどして中国市場で事業を拡大してきました。

その後、アサヒはヨーロッパでビール事業を強化しようと1兆円以上を投資し、これに伴う資産の見直しの一環として今回、「青島ビール」の株式を売却することにしたものです。ただ、アサヒは株式を売却したあとも「青島ビール」との合弁を継続し、ビールの共同生産を続けるとしています。

配信10月12日 21時24分
NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171012/k10011176311000.html