【ニューデリー=森浩】ヒンズー教の祭典「ディワリ」を前にインド最高裁が12日までに、首都ニューデリーで祭りに欠かせない花火などの使用を差し止める決定を出した。

 英字紙エコノミック・タイムズなどによると、決定は9日。煙が大気汚染を深刻化させるとして、花火と爆竹の販売を一時的に禁止するとした。

 最高裁は「ニューデリーは汚染レベルが世界保健機関(WHO)が定めた安全レベルの29倍以上で、世界で最も汚染された都市だ」と厳しく指摘した。

 しかし、この決定にヒンズー教団体が反発。産経新聞の取材に「花火とともにディワリを祝うのはヒンズー教徒の伝統だ」して、抗議活動を展開するとしている。

http://www.sankei.com/smp/world/news/171012/wor1710120045-s1.html