>>558
それ自体は間違いではない
だが、それでも米国は、大きな誤りを犯してしまったと言わざるを得ない
それは、単純明快である

   「日本を衰退させ、中国を巨大化させてしまった」

おそらく日本との戦争がトラウマになっているのかもしれない
あるいは、90年代、まだベトナムでの悲惨な体験を忘れられていなかったからかもしれない
だが、米国はどういうわけか中国に懐柔され違っているように見える
どう見ても正気の沙汰ではない
日本に米国への野心は殆ど無い
これは戦前から変わっていない
日本で唯一侵略的な思想を持っているものでも、
その相手は中国などアジアだけである

ところが米国は中国に触手を伸ばして儲けることを優先させてしまった
だが、それは中国を太らせることを意味し、
同時に中華思想の枠内に入って行くことを意味する
これは大変な問題だ

それでも日本が十分に大きければ、砦として太平洋への進出を抑えられたかもしれない
だが、日本を抑えこんだ結果、
軍事でも経済でも2流になりつつある

これはまさに中国人が長年夢見ていた、
「米軍のアジア撤退、並びに台湾併合、東南アジアへの勢力拡大、
 そしてハワイまでの支配権獲得」
を意味する
そしてその先には、西海岸も見えてくる
同時にこれは太平洋における米軍支配の後退を意味するだけでなく、
日本におけるロシアの影響力拡大を意味する
なぜならば、日本は中国と組むわけには行かず、
必ずどこかで戦争になることは間違いないのだから、
米軍に代わる軍事国家と組む必要が出てくる

すると戦闘に必要となる軍事、資源確保で唯一依存できるのがロシアということになるのである
バランスから考えても、日本はロシアと組むしか無い
中国と組めば、工業国同士で潰し合い、
日本にメリットがないばかりか、
中国の侵攻および民族浄化を受け入れる形になる
もちろん日本人には無理なので、内戦国家になってしまう
この場合でも、ロシアが頼りになる

いずれにせよ、米国はロシアの勢力拡大をそし出来ないし、
最終的にハワイも失う事になるだろう

日本を手にしたものが、結局太平洋全域を手にするのである