神戸製鋼所がアルミ・銅製品などの性能データを改ざんしていた問題で、同社主力の鉄鋼製品のうち、自動車のエンジン部品やサスペンション、ボルト、ナットなどに使用する「線材」でも新たにデータ改ざんが見つかったことが13日、分かった。鉄鋼製品ではこれまで、自動車部品などの材料となる鉄粉で改ざんが判明していたが、同社が強みを持つ主力鉄鋼製品の一部に不正が広がったことで、納入先企業の不信感はさらに高まりそうだ。

川崎博也会長兼社長は13日中にも記者会見を開き、新たな改ざん判明の経緯や事業への影響などについて説明する見通し。不正行為が主力の鉄鋼製品でも見つかったことにより、同社の不適合品の出荷量はこれまで想定されていた2万トン強からさらに増えることが確実だ。

配信(2017/10/13-09:19)
時事ドットコム
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