BMW、独誌のカルテル報道否定 排ガス浄化めぐり
ロンドン=寺西和男2017年7月24日20時57分http://www.asahi.com/articles/ASK7S6DK2K7SUHBI015.html

 独自動車大手5社がカルテルを結んでいた可能性があると独誌シュピーゲルが報じたことについて、
5社のうちBMWは23日、
「BMWの車は不正操作されておらず、法規を満たしている」との声明を発表し、報道を否定した。

ドイツ自動車大手5社、大規模カルテルか 90年代から
 シュピーゲルは、5社が広範囲にカルテルを結び、
ディーゼル車の排ガスを浄化するためのタンクを容量の小さいものとすることで合意し、後の排ガス不正につながった可能性があると伝えた。
これに対し、
BMWは「タンクが小さいため、十分な排ガス処理をしていないとの指摘を断固として否定する」と反論。
他社と協議したのは、排ガス処理に使う尿素を供給するインフラの設置についてだった、と説明した。

 一方、24日の欧州株式市場では、
フォルクスワーゲンの株価が前週末終値より一時約4%下がるなど、各社の株価は下落した。(ロンドン=寺西和男)