神戸製鋼 福島第二原発の配管でも改ざん
10月13日 16時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171013/k10011177061000.html

大手鉄鋼メーカー「神戸製鋼所」がアルミ製品や銅製品の一部で強度などのデータを改ざんしていた問題で、東京電力の福島第二原子力発電所に納入された交換用の配管でも寸法の記録が改ざんされていたことがわかりました。配管は未使用で、原発の安全性には問題はないということです。
東京電力によりますと13日午前、神戸製鋼の子会社から、福島第二原発に納入した200本の配管で一部の寸法を測定していないにもかかわらず測定したように装っていたと連絡を受けたということです。

データが改ざんされたのは長さ6メートル余りのアルミと銅の合金製の配管で、原子炉の点検の際に使う冷却設備の交換用に購入していたということです。

ただ、配管はいずれも発電所の倉庫に保管されて未使用だったため、東京電力では原発の安全性には問題はないとしています。

東京電力をはじめ電力各社はほかの発電所でも神戸製鋼の製品が使われていないか確認を進めています。
各社が詳細確認
神戸製鋼所がアルミ製品や銅製品の一部で強度などのデータを改ざんしていた問題について、電気事業連合会の勝野哲会長は13日の定例会見で「影響については各社がメーカーを通じて詳細な情報を確認していて、適切に対応をしていきたい」と述べました。