ジム・ロジャーズ氏 週刊現代では、2014年03月25日(火)

長い目で見ると、アベノミクスというのは、日本経済を破壊する政策

アベノミクスの第二の矢、財政出動もひどいものです。私から見れば、これは「日本を破壊します」と
いう宣言にしか聞こえません。

なぜかといえば、日本はすでに先進国で最悪レベル、GDP(国内総生産)の240%という財政赤字を抱えています。
その額は1000兆円を超す巨額赤字にもかかわらず、安倍首相がさらに借金を膨らませて無駄な橋や高速道路を
作ろうとしているのは正気の沙汰とは思えません。

いま日本政府が取り組むべきは、チェーンソーを手に取って、無駄な財政支出をカットすることなのに、
安倍首相はなにを考えているのか、完全に逆行しているわけです。

そこへきて、この4月からは消費税を5%から8%に増税するというのだから、クレイジーですよ。増税して得た予算は
社会保障の充実に使われるとされていますが、本当は無駄な橋や道路を作ろうとしているのでしょう。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38748?page=3