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川に転落した男性を救助したとして、徳島市東消防署は17日、同市福島2、会社員、桐川誉司(たかし)さん(36)と、鳴門教育大付属小1年の慧亘(えいと)さん(7)親子に感謝状を贈った。誉司さんは「大事に至らなくてよかった」と話し、慧亘さんは感謝状をもらい「うれしい」と笑顔だった。7歳児への感謝状贈呈は、少なくとも2001年以降では最年少だという。
桐川さん親子は9月29日午後8時15分ごろ、徳島市の沖洲川で、夜釣りの準備中に対岸から「助けて」と叫ぶ男性の声を聞いた。急いで車で対岸へ向かうと、男性が川に転落して岸壁にしがみついているのを見つけた。
桐川さんは浮き代わりにロープをくくりつけたクーラーボックスを投げ込んだが、2人では引き上げられないと判断し119番通報。「不安で焦った」と振り返る慧亘さんも、到着した消防車を、周囲が暗くわかりにくい現場まで懐中電灯で誘導した。男性は駆け付けた消防署員が引き上げ、事なきを得た。
感謝状を贈った大谷明彦署長は「溺れた人がいる際は、飛び込んで助けようとすると2次災害を引き起こす。ロープなどを投げて周囲に助けを求めるのが大切で、2人の対応は適切だった」と絶賛していた。
配信10/19(木) 8:57
毎日新聞
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