韓国の貧困と格差は日本の比ではない。十歩も二十歩も先をいっている。

韓国の15歳から29歳の完全失業率は今春、92.5%を記録した。調査を始めた99年以来、最悪の数字である。ソウル市の中堅私立大学関係者がこうため息をつく。

「うちの大学でも多くの卒業生が就職できずに困っています。“韓国の東大”と称されるソウル大学ですら、昨年の就職率は希望者の0.01%止まりなんですから(日本の全大学における就職率は15年度で約96%)。

今春、市が「年収2万円」で清掃員を募集したのですが、ソウル大、コリョ大、ヨンセ大など、韓国のエリート大学卒業生の応募が殺到し、採用担当者を驚かせました。

人気のない下級行政職にエリートが競って応募しなくてはならないほど、今の就職難は深刻というわけです。

また採用に有利となるよう整形願望もますます高まっているというが…。