ジローナ、レアル撃破の大金星!分裂危機スペインで“代理戦争”
http://www.sanspo.com/soccer/news/20171031/spa17103105030001-n1.html
独立をめぐって中央政府と対立しているスペイン北東部カタルーニャ自治州の
小都市ジローナで29日(日本時間30日)、サッカー・スペイン1部リーグの試合が
あり、地元「ジローナ」が世界的強豪「レアル・マドリード」に2−1で逆転勝ちした。
ジローナは1部に初昇格したばかりで、しかも中央政府に解任されたカルラス・
プチデモン前州首相(54)のひいきチーム。試合は“代理戦争”の様相を帯び、
独立派は「歴史的勝利」と勢いづいた。

ジローナのホームのスタンドが赤一色に染まる中、クリスティアーノ・ロナウド、
ベンゼマらスーパースターをそろえたレアルが序盤に先制。しかし開始から
17分14秒、突然スタンドから「独立!」と大きな声が上がった。

17分14秒に「独立!」と叫ぶ理由は、1714年にカタルーニャが自治権を失ったため。
「1714」を開始からの経過時間に見立て、ジローナや強豪バルセロナの試合でも、
この声が上がるのが“風物詩”になっている。

試合では大きな混乱はなく、プチデモン氏は「おめでとう。われわれも続こう」と
ツイッターに書き込んで、独立に向けて気勢を上げた。