ドイツの新聞には正義がある

ドイツのある新聞社は昔、
東西ドイツが統一されたとき
ネットで公開するよりもずっと早い段階で
それこそ壁が崩れるとすぐさま
東のシュタージ全員の名簿を紙上に載せた。
シュタージに苦しめられた民衆は、
そこに知り合いの名前がないか探し、
シュタージメンバーは自分の名前が
載っていないかと恐れ、その時期、
新聞を配る広場には人だかりができたそうだ。

今でもドイツの新聞には、シュタージのような
組織的な人権犯罪への注意や
その被害者に呼び掛けるための広告が
時折載ることがあるそうだ。