繁華街の路面店賃料、全国で横ばい傾向続く
R.E.port:2017/11/8
https://www.re-port.net/article/news/0000053793/

 シービーアールイー(株)(CBRE)は8日、2017年第3四半期の路面店舗の市場動向レポートを発表した。

 東京(銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷)のプライム賃料(想定成約賃料、共益費込)は、1坪当たり40万円で、9期連続の横ばい。
エリア別にみると、銀座では、主要繁華街を中心にショールーム型の店舗ニーズが増えている。
銀座については、今期から高級路面店舗の空室率も公表。今期の空室率は0.8%(前期比0.2ポイント低下)となった。

 表参道・原宿については、情報発信力を評価する小売業者などから、好立地の物件がニーズを多く集めている。
新宿は空室が少ない中で早期成約する例が見られた。
渋谷では再開発を控えてテナント出店に慎重になっている様子が伺える。

 大阪(心斎橋、梅田)のプライム賃料は、坪当たり30万円で、5期連続の横ばい。
心斎橋ではドラッグストアの強いニーズがみられ、梅田では、駅近エリアを中心に食物販の強いニーズが確認できる。

 名古屋(栄)のプライム賃料は坪当たり13万円で、2期連続横ばい。
好立地の新規開発案件で、複数のラグジュアリ―ブランドが高額賃料での出店を検討している。