世帯単位の被保険者番号、個人単位へ
19年7月から新保険証を順次発行
https://www.cbnews.jp/news/entry/20171108204403

厚生労働省は8日、社会保障審議会医療保険部会に対し、世帯単位となっている被保険者番号について、
個人単位とする方針を示し、大筋で合意を得た。

この日の会合で、厚労省は、保険者をまたいだ履歴の全体像を把握できていない状況を認めた上で、今後、
継続的な資格管理を行えば、レセプトの過誤請求や、未回収の保険証による受診が減少するといった効果
が期待できるとした。

厚労省は、保険者をまたいだ履歴の全体像を把握できていない状況を認めた上で、今後、継続的な資格管理
を行えば、レセプトの過誤請求や、未回収の保険証による受診が減少するといった効果が期待できるとした。

成人後に健保組合が変わったとしても、その履歴を社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会で一元的
に管理することで、「個人単位で保険者をまたいだ継続的なサービス提供の資格管理が可能になる」と説明。また、
個人単位のデータの突合が可能になることで、「生涯を通じた保険医療データの分析ができる」とした。