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11月9日 21時44分
盛岡市中心部を流れる中津川では、産卵のために川を遡上(そじょう)するサケが姿を現し、通りすがりの人たちを楽しませています。
中津川は、太平洋に流れ込んでいる北上川の支流で、毎年この時期、サケが産卵のためおよそ200キロ離れた宮城県石巻市の河口から遡上してきます。
ことしも、サケの遡上が見られるようになり、中津川にかかる与の字橋では、9日も数匹のサケが姿を現しました。
サケは、体長およそ70センチほどで、産卵を間近に控えて体が白くなっている魚もいて、通りすがりの人たちが連なって泳ぐサケの姿を、足を止めて眺めていました。
岩手県によりますと、県内の河川ではことし、42万匹のサケが海から川に戻ってくることが予想されていて、このうち中津川では今月下旬ごろまで遡上が見られるということです。
盛岡市内の30代の女性は「橋を通るとたまに見かけます。はるばる上ってきたことを思うと元気をもらえます」と話していました。