滋賀県高島市は9日、旧マキノ北小(同市マキノ町小荒路)を無償貸与している「自然産業研究所附属試験場」(同)との賃借契約を解除すると発表した。淡水魚養殖を手掛ける同社が事業継続を断念したため。

 同小は2015年に閉校。翌年、同社が市と5年契約を結び、プールなどを活用してナマズなどの養殖研究を行ってきた。

 しかし先月25日、経営状況の厳しさなどを理由に、同社から市に解除の申し出があった。本年度中に撤退する。

 市は「非常に残念。跡地利用は今後検討していく」としている。

配信2017年11月09日 23時05分
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20171109000179