神奈川県座間市のアパートで、９人が遺体で見つかった事件で、このうちの２人の女子高校生の
携帯電話の位置情報がことし９月末の３日間に白石隆浩容疑者が住むアパートの近くで、
いずれも途絶えていたことが、警視庁への取材でわかりました。警視庁は９人の足取りを確認し、
事件に巻き込まれた経緯について捜査を進めています。
この事件で、１人の遺体を遺棄した疑いで逮捕された白石隆浩容疑者（２７）のアパートの部屋から
遺体で見つかった男女９人は、女子高校生３人を含む１５歳から２６歳までの男女と警視庁が確認しました。
警視庁のその後の調べで、福島市の高校３年生、須田あかりさん（１７）と、さいたま市北区の
高校２年生、久保夏海さん（１７）の２人の携帯電話の位置情報が、アパートの近くでいずれも
途絶えていたことがわかりました。
警視庁によりますと、位置情報が最後に確認されたのは、須田さんがことし９月２８日の午後１時すぎ、
久保さんが９月３０日の午後２時すぎだったということです。
また、捜査関係者によりますと、群馬県邑楽町の高校１年生、石原紅葉さん（１５）は、８月２８日に
小田急電鉄の片瀬江ノ島駅の改札を出る姿が防犯カメラの映像に写っていたほか、石原さんと、
神奈川県厚木市の三浦瑞季さん（２１）の携帯電話が、駅やその周辺のトイレで見つかったということです。
警視庁は９人の足取りを確認し、事件に巻き込まれた経緯について捜査を進めています。
