他人のキャッシュカードで現金計65万円を不正に引き出したとして、兵庫県警捜査3課と三田署は10日、窃盗の疑いで、元毎日新聞幹部のフリーライター、藤原規洋(のりひろ)被告(62)=特殊開錠用具所持禁止法違反罪で起訴、兵庫県西宮市名塩平成台=を再逮捕した。「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。

 再逮捕容疑は、平成27年12月22日未明、兵庫県三田市内のコンビニ2店で、同市に住む男性会社員(60)名義のカードを悪用し、ATM(現金自動預払機)から現金計65万円を引き出して盗んだとしている。防犯カメラ映像などから藤原容疑者を特定した。

 また、男性の妻(55)名義の口座からも現金50万円が引き出されており、県警が関連を調べている。藤原容疑者は10月31日、長さ約60センチのバールを車内に隠し持っていた疑いで逮捕されていた。

 藤原容疑者は大阪本社経済部長や同制作技術局長などを歴任した。毎日新聞大阪本社代表室は「元幹部社員が窃盗容疑で逮捕され、誠に遺憾」としている。

配信2017.11.10 19:41更新
産経WEST
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