http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171113-00000003-jij-sctch
南極などに生息するペンギンがクラゲを頻繁に捕食していることが、国立極地研究所(東京都)のジャン・バティスト・ティエボ特任研究員らの研究グループの調査で明らかになった。水分が多く栄養価の低いクラゲを食べる生物はまれという従来の見方を覆す発見という。研究成果は13日までに、米生態学会の学術誌に掲載された。

 5カ国から成る国際研究グループは、南極・昭和基地など南半球の7カ所で、アデリーペンギンやコガタペンギンなど4種計106羽の背に小型カメラを装着。映像から水中での行動を分析した。

 その結果、クラゲなどのゼラチン質動物プランクトンを食べるシーンが198回あり、他の餌がある場合でも頻繁に食べていたことが分かった。

 研究グループは、ペンギンがクラゲの内臓部分など比較的栄養価が高い部位を狙っている可能性があるとみている。 


南極などに生息するペンギンがクラゲを頻繁に捕食していることが、国立極地研究所のジャン・バティスト・ティエボ特任研究員らの調査で明らかになった。写真はクラゲを捕らえるコガタペンギン
http://amd.c.yimg.jp/amd/20171113-00000003-jij-000-5-view.jpg