https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171114-00000534-san-kr

朝鮮半島の南北軍事境界線がある板門店で13日に韓国側へ越境、
亡命しようとし、北朝鮮側から銃撃を受けた北朝鮮兵士が危篤状態にある。
韓国の聯合ニュースが14日、報じた。

兵士は銃撃で肘と肩を負傷しているほか、臓器も損傷しており、搬送された
韓国の病院の集中治療室(ICU)で生命維持装置を付けた状態だという。

また、在韓国連軍司令部によると、兵士は軍事境界線近くまで車両で来て下車。
軍事境界線を越え南側に逃走中に別の銃撃を続けて受けたという。

聯合は韓国軍当局者の話として、兵士が軍用車に乗り板門店の共同警備区域
(JSA)付近にある哨戒所まで来ていたが、亡命を阻止しようと北朝鮮の兵士数人が
後を追い銃撃したと報じた。軍用車は哨戒所近くの用水路に脱輪し、兵士は車を
降りて哨戒所に移動したという。

国連軍司令部の軍事休戦委員会が詳細を調査中だが、聯合は韓国軍消息筋の
情報として、北朝鮮が亡命を試みた兵士を殺害するために銃撃を加えたと伝えている。