13日夜、10時すぎ桜島の南岳山頂火口で爆発的噴火があり、鹿児島県内の広い範囲で爆発に伴うとみられる空振=空気の振動が確認されました。

気象台によりますと、13日夜、10時7分、桜島の南岳山頂火口で爆発的噴火がありました。この爆発で、鹿児島市東郡元の鹿児島地方気象台では、誰にでも感じる程度の「中程度の空振」を観測しました。

鹿児島市街地側で、桜島の爆発による中程度の空振が観測されたのは、去年3月16日の昭和火口での爆発的噴火以来です。
鹿児島市危機管理課によりますと、谷山や鴨池の住民から「窓ガラスや障子が揺れた」と問い合わせがあったほか、市役所のみなと大通り別館でも振動を感じたということです。
MBCが県内の自治体や警察、消防などに聞いたところ霧島市や姶良市、垂水市でも振動や「ゴー」という音を感じたということです。
被害の情報は入っていません。

気象台によりますと、噴火は「桜島の通常の活動の範囲内」で南岳山頂火口では昨夜、10時7分以降も連続した小規模な噴火と火山性微動が観測されましたがきょう午前3時ごろに噴火は落ち着いたということです。
桜島は現在、噴火警戒レベル「3」の入山規制が継続中で、気象台では昭和火口および南岳山頂火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒を呼びかけています。

配信11/14 12:00
MBCニュース
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