追突事故の相手で降車してきた男性をはね、男性が自身の車のボンネットにしがみついた状態で約20メートル走行、転落させて擦り傷を負わせたとして、大阪府警吹田署は14日、殺人未遂の疑いで大阪市淀川区の無職の少年(18)を逮捕した。

 逮捕容疑は10月24日午後8時5分ごろ、吹田市片山町1丁目の府道で、大阪市東淀川区の会社員の男性(27)をはね、しがみついているのに車を走らせ転落させた疑い。

 同署によると、信号待ちをしていた男性の乗用車に少年の軽乗用車が追突。男性は話し合おうと降りて近づいたが、急発進した少年の車にはねられ、ボンネットにしがみついた後、転落した。

 少年は走り去り、別の車と接触事故を起こした上、1〜2キロ離れた駐車場に車を乗り捨てた。その後はタクシーで逃げたとみられる。

 少年の車には交際相手の少女(18)ら2人が同乗していた。吹田署はタクシーを手配したとして犯人隠避の疑いで少女も逮捕した。少年は「知らない」と容疑を否認し、少女は「覚えていない」と供述している。防犯カメラ映像などから少年らが浮上した。

配信2017.11.14 19:36更新
産経WEST
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