11月14日 20時35分
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先として工事が進められている名護市辺野古の埋め立て予定地で、絶滅のおそれがあるとされている希少なサンゴが新たに見つかりました。予定地では7月にも希少なサンゴが見つかっていて、別の場所に移す許可を県に求める方針の国に対して、移設に反対する沖縄県がどのような対応を取るのか注目されます。
沖縄防衛局によりますと、今月上旬、名護市辺野古の埋め立て予定地で、「オキナワハマサンゴ」の8つの群体と「ヒメサンゴ」の2つの群体が見つかりました。いずれも環境省が絶滅のおそれがあるとしてレッドリストに掲載していて、防衛局は13日までに沖縄県に報告したということです。
辺野古の埋め立て予定地ではことし7月にも、レッドリストに掲載されている「オキナワハマサンゴ」が見つかっていて、防衛局が沖縄県に対し、サンゴを保護して別の場所に移す許可を求めていますが、移設に反対する県は今のところ回答をしていません。
防衛局は今回見つかったサンゴについても別の場所に移す許可を求めていく方針で、沖縄県がどのような対応を取るのか注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171114/K10011223391_1711142032_1711142036_01_02.jpg