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11月14日 21時29分

きょう、11月14日。インターネット上で話題になったワードの1つが「埼玉県民の日」。こうした「県民の日」。調べてみると全国各地で制定されていましたが、地域によってその盛り上がりには温度差があることがわかりました。
(ネットワーク報道部記者 藤目琴実 牧本真由美 後藤岳彦)

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日本一お得?「埼玉県民の日」

11月14日。ソーシャルメディア上で存在感を放った「埼玉県民の日」。公立の小中学校や高校が休みになるとあって「埼玉県民の日で学校休みです」「子どもが朝早くから電車乗ってると思ったら、埼玉県民の日なのね」とか「懐かしいです、昔埼玉県民だったので、乗り放題切符を使って出かけました」といった書き込みが相次ぎました。

毎年およそ1万人が集まる「県庁オープンデー」では知事の執務室などふだんは立ち入ることができない内部が公開されたほかご当地グルメのブースが設けられことしも多くの人でにぎわっていました。

カギは“お得感”

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「埼玉県民の日」が広く知られ、県民からの熱い支持を集めているのにはある理由がありました。それは”お得感”です。

埼玉県では公共施設だけでなく民間の動物園や遊園地などのレジャー施設が入園無料になるほか鉄道各社が1日乗り放題のフリーパスを販売するなど外出するとメリットを受けられる仕掛けがいくつもあるのです。

官民一体となってこうしたレジャーを楽しみやすくする環境づくりをしたことが「県民の日」の盛り上がりにつながっているようです。

埼玉県としては「県民の日」の経済効果について試算はしていないということですが、埼玉で育ち、埼玉で子育てをしているという県庁の女性職員は「県内各地でお得なイベントがあるので、『県民の日は家でゆっくり過ごすよりどこかにでかけよう!』という意識が県民全体に浸透していると感じます。人の移動が活発になれば経済効果は高いと考えています」と話していました。
(リンク先に続きあり)