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◆遺体男性名義で口座開設
 
岐阜県中津川市で昨年11月、廃屋の押し入れの中の布団袋から白骨化した
男性の遺体が見つかった事件に絡み、男性になりすまして口座を開設したとして、
県警が15日にも、遺体発見を通報した下呂市出身の男(50)=別の事件で服役中=を
詐欺の疑いで逮捕する方針を固めたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。
関係者によると、2人は自殺サイトを通じて知り合った可能性がある。
県警は、男が男性の死亡した経緯を知っているとみて事情を聴く方針。
 
関係者によると、遺体で見つかったのは東京都のタクシー運転手。男は男性になりすまし、
金融機関から通帳やキャッシュカードをだまし取った疑いが持たれている。
 
男が遺体発見を通報したのは昨年11月9日。「中津川市付知町の廃屋で、約1年前に
死体らしきものを見た」と中津川署付知交番に届け出た。署員が翌10日、廃屋の押し入れで、
一部白骨化した遺体を見つけた。県警が捜査を続けている。
 
男は当初、遺体を発見した経緯について中津川署に事情を聴かれ「遺体が誰なのかは分からない」
と説明していた。発見の経緯や1年後に届け出た点など不可解な点が多いことから、
県警は詳しく事情を聴く方針だ。
 
男は昨年4月、正当な理由なく、他人名義の通帳やキャッシュカードを譲り受けるなどしたとして、
犯罪収益移転防止法違反の疑いで愛知県警に逮捕され、名古屋地裁は懲役1年の判決を言い渡した。
遺体発見を通報した時期は保釈中で、名古屋市に住んでいた。