被告、重ねて黙秘権行使 元米軍属事件の第2回公判 被害者父親の意見陳述も
2017年11月17日 11:54
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-615257.html

 2016年4月に発生した米軍属女性暴行殺人事件で、殺人や強姦(ごうかん)致死などの罪に問われた元米海兵隊員で事件当時軍属の被告(33)の裁判員裁判第2回公判が17日午前10時、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)で開廷した。

 冒頭、検察側と弁護側の双方が重ねて被告人質問について確認したが、被告は前日に続き「黙秘権を行使する」と答えた。

 その後、法医学の専門家が証人尋問で、被告が被害者を殴ったり首を絞めたりしたほか、ナイフで首の後ろ付近を刺した行為から「死に至ると考えられる」と証言した。

 この日は被害者の父親による意見陳述などが予定されている。被告は初公判で「殺すつもりはなかった」と殺人罪を否認していた。【琉球新報電子版】