市内の海岸では今月7、23日とハングルの書かれた木造船の漂着が相次いでおり、佐渡海上保安署は「不審なものを見つけたらすぐに通報してほしい」と呼びかけている。
同保安署によると、25日の木片を含め、今年市内で木造船の漂着が確認されたのは5件。昨年は6件で、そのうち3件は12月だった。この日は362点の木片のほか、ハングルの書かれた救命胴衣や北朝鮮製のたばこなども漂着した。23日に木造船が発見された片辺漁港近くの海岸は岬を隔て約500メートル離れており、別の木造船のものとみられる。
北朝鮮の木造船を巡っては、23日に秋田県由利本荘市で8人乗った船が漂着している。佐渡市の70歳代男性は「ハングルの書かれた色々なものが流れてくるが、秋田の話を聞くと、なんだか怖いね」と話していた。
2017年11月26日 10時29分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20171126-OYT1T50038.html