充電速度5倍の「グラフェンボール」バッテリーの開発にSamsungが成功

Samsungが、従来のリチウムイオンバッテリーよりも45%容量が大きく、なんと5倍の急速充電が可能なリチウムイオン電池「graphene ball(グラフェンボール)バッテリー」を開発しました。

Graphene balls for lithium rechargeable batteries with fast charging and high volumetric energy densities | Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-017-01823-7

Samsung Develops Battery Material with 5x Faster Charging Speed ? Samsung Global Newsroom
https://news.samsung.com/global/samsung-develops-battery-material-with-5x-faster-charging-speed

スマートフォンや電気自動車で採用されているリチウムイオンバッテリーは、急速充電に少なくとも1時間必要であり、容量アップにも限界が近づいているという欠点があります。
この欠点を解消するブレークスルーとして、バッテリー素材に炭素素材グラフェンを採用する方法が注目を集めており、Samsungはすでにグラフェン採用バッテリーを開発していました。

バッテリー密度2倍のグラフェン採用リチウムバッテリーの開発にSamsungが成功 - GIGAZINE


そんな中、Samsung Advanced Institute of Technology(SAIT)がソウル大学の研究チームと共同で、「graphene ball(グラフェンボール)」と呼ばれるグラフェンを3次元立体構造にする生成手法を開発。
グラフェンボールをアノードとカソードに採用することで、リチウムイオンバッテリー比で電池容量が45%大きく、5倍の急速充電が可能になったのこと。
なお、グラフェンボールの生成には安価なシリカ(SiO2)を使っているとのこと。


続きはソースで
https://gigazine.net/news/20171129-graphene-ball-battery/


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https://www.nna.jp/news/show/1693337