インターネット上の人種差別的な発言で精神的苦痛を受けたとして、在日コリアンのフリージャーナリスト李信恵さん(46)が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と、代表を務めていた男性に計550万円の損害賠償を求めた訴訟は、計77万円の賠償を命じた二審判決が確定した。最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)が29日付で在特会側の上告を受理しない決定をした。

 確定判決によると、在特会側は2013〜14年、街宣やネット番組、短文投稿サイト「ツイッター」で李さんに対する侮辱的な発言を繰り返した。

配信2017/11/30 17:17
共同通信
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