「スパコン」ベンチャー企業幹部が助成金不正受け取りの疑い

ことし世界トップクラスの省エネ性能を誇るスーパーコンピューターの開発に成功した東京のベンチャー
企業の幹部が、経済産業省が所管する国立研究開発法人の助成金を不正に受け取っていた疑いが
あることが関係者への取材でわかりました。東京地検特捜部は詐欺などの疑いで捜査を進めるものと見られます。

関係者によりますと、助成金を不正に受け取った疑いがもたれているのは、東京・千代田区のベンチャー企業
「PEZY Computing」の幹部です。

「PEZY Computing」などはことし10月、計算速度が国内最速で世界トップクラスの省エネ性能を誇るスーパーコンピューター
「Gyoukou(暁光)」の開発に成功したと発表し、ベンチャー企業が少ない人員で大手企業などを上回る性能のスーパーコンピューターを
開発したとして注目を集めました。

「PEZY Computing」などは、経済産業省が所管する国立研究開発法人「NEDO=新エネルギー・産業技術総合開発機構」
から技術開発を支援する多額の助成金を受け取っていますが、関係者によりますとこの幹部は一部の助成金を不正に
受け取っていた疑いがあるということです。

東京地検特捜部は詐欺などの疑いで捜査を進めるものと見られます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171205/k10011246631000.html