>>1 ソース更新部分追記

■松前小島の施設と被害

木造船が立ち寄った松前小島には、第1管区海上保安本部が管理する松前小島灯台があります。

海上保安本部によりますと、灯台の敷地にあるソーラーパネルの一部がなくなっているほか、灯台の入り口にあるシャッターの鍵が壊され、内部に侵入された形跡があったということです。

灯台の南側には、大しけの際の緊急避難用などとして使われる漁港と北海道松前町の松前さくら漁業協同組合が所有する管理小屋と発電機小屋、さらに、倉庫とトイレの4つの建物があります。

このうち、管理小屋は、町からの委託を受けて港を管理する管理人が年に50日ほど寝泊まりするための小屋です。

ブラウン管テレビ3台と冷蔵庫4台、洗濯機や炊飯器、電子レンジ、ガスコンロ、ストーブが置かれていました。このほか、食器や布団、着替え、防寒用のジャンパーが入ったバッグ、発電機や小型バイクなど、島の滞在に必要な生活用具一式が取りそろえられていました。さらに、室内には、パチンコのマスコットキャラクターが描かれたポスターも貼ってあったということです。

管理人が不在の際は玄関や窓に鍵をかけていたということですが、関係者によりますと、小屋は玄関のドアが壊され、内部は荒らされた状態で、テレビ1台と冷蔵庫1台などを残して、ほとんど何も残っていない状態だということです。

また、管理小屋の南にある発電機小屋には軽油や灯油を備蓄していました。軽油や灯油を入れたタンクがなくなっていたほか、小型の船に取り付ける船外機もなくなっていたということです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171204/k10011245641000.html