石川県加賀市の乾浩人市議=自民=がインターネット上で市内の飲食店を中傷する書き込みをしたとして11月、小松区検に名誉毀損(きそん)罪で略式起訴され、小松簡裁から罰金30万円の略式命令を受けていたことが4日、分かった。

■背景に私的トラブル…議長「報告なく情けない」

 乾市議や県警によると、市議は5月上旬ごろ、インターネットの掲示板で飲食店の名前を挙げ「ゴキブリ入りの料理」などと約10回書き込んだ。飲食店を経営する男性から相談を受け石川県警大聖寺署が捜査。名誉毀損容疑で書類送検していた。

 乾市議は取材に対し「相手の方や市民の皆さま、市議会に多大な迷惑を掛けた。辞職も含めて検討している」と謝罪した。私的な問題をめぐり経営者の男性とトラブルになっていたとしている。

 加賀市議会は6日、議員協議会で今後の対応を話し合う。林直史議長は「本人から報告がなかったのは大変情けない。非常に厳しい処分を求める意見がある」と話した。

配信2017.12.4 19:17更新
産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171204/wst1712040075-n1.html