12月6日 19時58分
ことし7月の九州北部豪雨の被災地に近い福岡県久留米市の筑後川沿いで、今月見つかった遺体が、行方がわからなくなっていた朝倉市の84歳の女性と確認されました。これでこの豪雨で亡くなった人は、福岡県と大分県で合わせて38人になりました。
警察などによりますと、ことし7月の九州北部豪雨で大きな被害が出た福岡県朝倉市に近い久留米市田主丸町の筑後川の河川敷で、今月3日警察などが行方不明者の一斉捜索をしていたところ、白骨化した遺体が見つかりました。
警察が調べた結果、豪雨のあと行方がわからなくなっていた朝倉市杷木星丸の岩下君枝さん(84)と確認されました。
岩下さんは独り暮らしで、当時、孫のひとみさん(36)が心配して家を訪ねていたということで、2人は家ごと流され、ひとみさんは、2日後に遺体で見つかっていました。
これで九州北部豪雨で亡くなった人は、福岡県で35人大分県で3人の合わせて38人になりました。
福岡県では、依然3人の行方がわかっておらず、警察などが捜索を続けています。