>>179
まあそうだね。ドイツのエネルギー転換は、経済成長で実質賃金が伸びている家計の
支持に支えられてる。日本でこんなに高くしたら政情不安になるかもしれない。
ただしドイツはこれ以上高くするつもりはなく、来年もほぼ横ばい(若干減)で据え置かれている。

ちなみに計算してみると、東電管内のウチの家庭用電力は今年の1月〜12月の請求は
1kWhあたり26.59円、去年は25.97円だった。

まず購買力平価でユーロ換算してみる。OECDの個人消費の購買力平価を使うとすると、
2016年は1ドル100.789656円、1ドル0.784825ユーロ(ドイツ)なので、2016年の料金は
1kWhあたり25.97円 = (25.97/100.789656)*0.784825 = 0.20ユーロ

つぎに為替レートでユーロ換算すると、2016年の平均レートは1ユーロ120.3318円なので
0.22ユーロとなる。

ドイツの2016年の家庭用電気料金は、年3500kWhを消費する家庭で1kWhあたり0.2880
ユーロだったので、1.44倍〜1.31倍ドイツのほうが高い。

ただし再生可能エネルギー課金0.0635ユーロを除くと、0.2245ユーロになるので、日本と
たいして変わらない。それから付加価値税の分はドイツが0.046ユーロ、日本の消費税は
購買力平価で0.015ユーロ、為替レートで0.016ユーロなので、ドイツは税金で高くなって
る分もある。

OECD, PPP for actual individual consumption
ttps://www.oecd.org/std/prices-ppp/purchasingpowerparitiespppsdata.htm
ドイツ最新電気料金
ttp://www.bmwi.de/Redaktion/DE/Downloads/E/eeg-umlage-2018-fakten-hintergruende.pdf