https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171207-00000031-mai-soci

 覚醒剤入りのバッグを国内に持ち込んだとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などに問われたナイジェリア国籍の男性2人の裁判員裁判で、東京地裁(家令和典裁判長)は7日、無罪(いずれも求刑・懲役15年、罰金800万円)の判決を言い渡した。

 2人は2014年12月、覚醒剤約4000グラム入りのキャリーバッグ1個が香港から羽田空港に持ち込まれた事件で、荷物の回収役を引き受けたとして逮捕、起訴された。

 判決は、共犯者らが連絡を取り合った状況から、2人が共犯者が手配した回収役と同じ人物とは言い切れないと指摘。また「仮に回収役を引き受けていたとしても、中身を違法薬物と認識していたとは認められない」と結論付けた。【石山絵歩】