民進党の蓮舫・元代表(参院東京、当選3回)が離党し、立憲民主党に入党する方向で検討に入った。

 週明けにも立民の枝野代表と会談し、判断する見通しだ。蓮舫氏は14日、民進党の再建案を議論した両院議員懇談会後、記者団に「枝野氏の話を聞いてみたい」と述べた。蓮舫氏は党再建に向けた執行部の対応に強い不満を示しており、代表経験者の離脱となれば大きな打撃となりそうだ。

 党存続派の蓮舫氏はこの日、党本部で開かれた両院議員懇談会で、「党を維持するにしても、新党にするにしても、政策や、何のための改革かの説明が全くない」と述べ、公然と執行部を批判した。執行部の出方を見極めつつ、今後の対応を検討する考えだ。

 党勢低迷が続く民進党では、ほかにも複数の参院議員が立民入りを検討している。立民都連は同日、民進出身の都議と区市町議計46人の入党を承認した。都内の民進地方議員の約3割にあたるという。2019年に参院選や統一地方選を控え、民進党内では参院を中心に「このままでは選挙を戦えない」との危機感が強まっており、離党者が相次ぐ可能性がある。

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2017年12月15日 06時35分
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