俺らは呪われた存在さ
世間からは格下扱い
常に叩かれる格好の的
若いときから歪みの象徴
苛烈な生き残り競争
生まれることを望まれていなかった

母さん、父さん、ありがとうよ
こんな終わってる時代の
最先端に生んでくれて
とくにこの社会が憎いわけじゃないが
「こうあるべきだ」と言ってくる連中は憎いぜ

「進んでいかなきゃ」と言うけどよ
けっこうデキは良かったんだぜ
「このままじゃダメだ」とお前らは言うけどよ
わかってて言ってんのか

俺らは使い捨ての世代
俺らは弱者の世代
俺らは踏みつけにされた世代
使い捨てにされたんだ

「だめな奴だな」と言うけどよ
けっこうデキは良かったんだぜ
「心を入れ替えてがんばれよ」とお前らは言うけどよ
わかってて言ってんのか

お前達が恐れているとおり
俺たちの声はどんどん大きくなっていくぜ
社会は大きく変わるだろうぜ
そのときになって驚くなよ? いまさら驚いたりするなよ?
ぶっ壊されても当然だよな?


マリリン・マンソン『ディスポーザブルティーンズ』より