吉田所長は明らかに福島原発を放棄しようとしていた。あとは米軍に任せたいと。
要点は
1 吉田所長自身が後でわかることだが、もともと危機管理の役員時代
津波にそなえて、非常電源を高台にあげる提案の稟議を却下していた張本人だったこと。
もしこのとき非常電源を高台にあげていれば当然、原発冷却が続行し
事故は一切おきなかった。
つまり一番の戦犯であること。
2 米軍に全部まかせた場合、米軍は日本の国益を優先するのでなく
米軍と米国の利益を最優先して動くのは当然であった。
つまり、日本の国益とその行動は合致しない。
米軍が最終的にどのような方策をとるか予見できなかった。
最低限、米軍と日本の対策チームが共同で対応するという選択肢しかありえなかった。
吉田や東電が考えていた、米軍へ丸投げという選択肢はありえなかった。