12月22日 17時35分
年末年始をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュのピークは、新幹線と高速道路はいずれも29日と30日になる見通しです。一方、Uターンラッシュのピークは高速道路が来月2日、新幹線は来月3日になる見通しです。
新幹線
各新幹線は、下りの帰省ラッシュが今月29日と30日、上りのUターンラッシュが来月3日にピークとなる見通しです。
JR各社によりますと、今月13日現在の予約数は269万席と前の年より5%増加していて、混雑が予想されています。
下りの帰省ラッシュでは、東京から大阪や博多方面に向かう東海道・山陽新幹線が29日と30日の2日間、「のぞみ」と「ひかり」の午前中を中心に多くの列車がほぼ満席となっています。また、東北・北海道新幹線や秋田・山形の各新幹線も、この2日間、ほぼ満席となっています。
一方、Uターンによる混雑のピークは来月3日で、東海道・山陽新幹線の東京駅に到着する列車は終日満席で、激しい混雑が予想されるというここです。
東北・北海道新幹線や秋田・山形の各新幹線も、3日は終日ほぼ、満席だということです。
九州新幹線と上越、北陸の各新幹線は、年末、年始ともいずれもまだ席に余裕があるということです。
高速道路
高速道路の混雑は、帰省ラッシュが今月29日と30日、Uターンラッシュが来月2日にピークとなる見通しです。
高速道路各社によりますと、年末の帰省ラッシュは分散する傾向にあり、渋滞は10キロから20キロ程度のところが多くなっています。
ただ、今月30日の午前8時ごろには、東名高速道路の下り線で神奈川県の伊勢原バス停付近を先頭に30キロの渋滞が予想されています。
一方、年明けのUターンラッシュの渋滞は、来月2日に集中する見通しです。2日は、東名高速道路の上り線で午後2時ごろ、神奈川県の大和トンネル付近を先頭に35キロの渋滞が予想されています。また、午後5時ごろには、関越自動車道が埼玉県の高坂サービスエリア付近、東北自動車道は埼玉県の加須インターチェンジ付近を先頭に、いずれも上り線で35キロの渋滞が予想されています。
高速道路各社は、最新の混雑状況を確認して出発時間をずらしたり別の経路を選んだりして渋滞を避けて利用するよう呼びかけています。