0001みつを ★
2017/12/24(日) 05:18:25.91ID:CAP_USER912月24日 4時48分
夏場の強い日ざしに加え、冬場の雪に反射する光などにも含まれる紫外線の強さについて、気象庁は全国各地の解析結果を1時間ごとに公表する新たな取り組みを始めました。
気象庁は朝と夕方の2回、天気予報などを基に、日中や翌日の紫外線の強さを予測しているほか、これまで全国800余りのアメダスで観測された日照時間のデータを基に、日中の紫外線の強さを20キロ四方ごとに解析し、その日の夕方にホームページで公表してきました。
しかし、日中の解析データについて「夕方にあとから出すのではなく、リアルタイムで出してほしい」といった声が数多く寄せられたことから、気象庁は1時間ごとに公表する新たな取り組みを始めました。
公表されるのは、午前6時から午後6時までの1時間ごとの紫外線の強さで、WHO=世界保健機関の指数を基に、「0」から「13以上」の14段階で地図上に色分けして示されます。
気象庁によりますと、紫外線は夏場の強い日ざしに最も多く含まれますが、冬場でも雪に反射することで、2倍以上の強さになる場合があるということです。
紫外線の解析を担当している、気象庁オゾン層情報センターの大河原望所長は「強い紫外線を浴びると健康に影響を及ぼすおそれもあるので、情報を活用し、適切な対策を取ってほしい」と話しています。
冬場でも紫外線に注意を
今回、気象庁が1時間ごとに公表を始めた紫外線の情報には、WHO=世界保健機関の指数が使われています。紫外線の強さを「0」から「13以上」の14段階で示すもので、それぞれの段階に応じて環境省が必要な対策などを提示しています。
このうち「1から2」は、紫外線が弱いため安心して屋外で過ごせるとしています。また「3から5」は「中程度」、「6から7」は「強い」で、いずれも日中はできるだけ日陰にいて、日ざしの強い場所に行く場合には長袖シャツや日焼け止め、帽子を利用するなどの対策が必要だとしています。
さらに「8から10」は「非常に強い」、「11から13以上」は「極端に強い」で、日中は外出をできるだけ控え、外に出る場合には長袖シャツや日焼け止め、それに帽子のいずれかを必ず利用するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、紫外線は太陽の角度が高くなると強くなるため、日本では九州や沖縄など南へ行くほど強まるほか、全国的に夏場が最も強くなります。
一方、冬場は弱まりますが、山や標高の高い場所にあるスキー場などでは空気が薄いため、都市部などと比べると強い紫外線が届くうえ、積もった雪に反射することで2倍以上の強さになる場合があるということです。
このため冬場に仮に指数が「1から2」であっても、反射などの影響で場所によっては、「中程度」に強まることも考えられるとしています。
気象庁は今回の情報を活用して冬場でも紫外線に注意し、スキーなどを楽しむ際には、日焼け止めやサングラスを利用するよう呼びかけています。