★GDP:よくある質問★
 
Q)英国のGDPが下がっている、らしいけど
A)GDP(Gross Domestic Product国内総生産)はその国の国外の活動に関しては全く配慮してません。
  なので国力を反映しているとは言えません。例えば日本のトヨタが上海に工場を造って利益を出しても
  支那のGDPにカウントされ日本にはカウントされません。この辺のことを知らないひとは多いので
  注意が必要です。

Q)これの大きさが国力(=戦争力)を示しているわけではないんだ
A)もともとGDPというのは戦争時の生産力を観るためのものです。
  大戦時、日本が1万機の軍用機を作るのに米国は5万機生産して戦争に勝利しました。
  こうした能力を観るためのもの。しかし今ではGEや日立といった大企業は国際分業しているので
  あまり実態を反映できなくなりました。

Q)時代に合わないんだ
A)支那や印度には先進国と同レベルの戦闘機もミサイルも作れるわけではありませんので、
  そもそも対象外です。GDPというのは先進国間で比較するべきもの。統計もまともにとれない土人など
  対象に入れるのは大きな誤解の元になります。

Q)統計数字は意味が分からないと形だけになってしまうんだ
A)国民性というのは南百年何千年経っても変わらないものです。今後の未来も22世紀、23世紀も
  日米欧の3極が世界を支配する体制は変わらないと思います。
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<GDPとは>
国内総生産のことです。中国国内で生み出された付加価値です。国籍は問いません。
つまり中国以外の国の企業の利益も中国のGDPにカウントされます。

<成長の要因>
中国経済の成長の大部分は、外資の導入です。世界中の企業が中国に進出し、資金と技術を
投下しました。公害対策をしなくても労働対策をしなくてもいいからです。

<実態>
外資系企業は、中国の輸出入の半分以上、直接雇用の1/7、税収の1/5、工業生産の1/4を
占めるとも言われます。つまり、中国経済とは名ばかりで、かなりの部分を外資系企業が支えているのです。
中国自体の経済の実力が、真に大きくなったわけではありません。

日本の場合は、海外への投資が大きく、これによりもたらされる利益は多いのですが、
これはGDPにはカウントされません。
http://ameblo.jp/sekaihe2/entry-11370635670.html