台風27号の死者、200人に フィリピン
2017年12月24日 17:02 AFPBB News 発信地:マニラ/フィリピン
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台風27号が直撃したフィリピン南部ミンダナオ島コタバト州カバカン(2017年12月23日撮影)。(c)AFP PHOTO /
FERDINANDH CABRERA
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【12月24日 AFP】フィリピンで2番目に大きい南部ミンダナオ島(Mindanao)を襲った台風27号(アジア名:テンビン、Tembin)の影響による死者が200人に達した。大規模な洪水や土砂崩れは深刻な被害を与え、数万人の人々が避難を余儀なくされている。

警察によると、ミンダナオ島北部では135人が死亡、72人が行方不明者となっている。島の最西端の半島に位置し、所得水準が低いサンボアンガ(Zamboanga)では47人が死亡、72人が行方不明。さらに、同島中部の南ラナオ(Lanao
del Sur)州では18人が死亡した。また、いまだに144人が行方不明となっている他、これまでに4万人以上が避難所に身を寄せているという。

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は、台風27号の影響による避難者や被災者は合わせて7万人とした上で、降り続いている豪雨が生存者らの捜索の妨げになる可能性があると述べた。

台風27号は22日、風速35メートルの勢力と豪雨を伴って人口2000万人のミンダナオ島を直撃。この影響で少なくとも1か所の山地の村が壊滅し、週末にかけて大規模な救助活動が行われている。台風27号は24日未明、南シナ海(South
China Sea)に抜けた。(c)AFP