【滋賀監禁殺害】おむつ姿で監禁、部屋には監視カメラ…ストレスのはけ口?「陰湿ないじめそのもの」
2017年12月28日 7時42分 産経新聞
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 滋賀県近江八幡市や堺市の民家に同市の無職、渡辺彰宏さん=当時(31)=を監禁し衰弱死させたとして知人の男女5人が逮捕された事件で、
渡辺さんが全裸でおむつを履かされた状態で監禁され、部屋には監視カメラが取り付けられていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者は「陰湿ないじめのようなもの。ストレス発散のはけ口にされた可能性もある」とみて、事件の全容解明を進める。

 捜査関係者によると、渡辺さんは堺市堺区の無職、飯星飛香容疑者(29)宅に監禁された際、監視カメラの付いた部屋に閉じ込められていた。
トイレに自由に行けない代わりに、おむつを履かされていたという。

 飯星容疑者宅には一時期、30代の男性も別の部屋に監禁されていた。この部屋にも監視カメラが取り付けられていたという。男性は滋賀県警に救出された。

 渡辺さんは約1年前から日常的に暴行を受けていたとみられ8月、十分な食事を与えられないまま近江八幡市内の民家に移された後に衰弱、病院に搬送されたが死亡した。
病院から連絡を受けた滋賀県警は今月、渡辺さんに対する殺人と監禁容疑で、堺市堺区のアルバイト従業員、井坪政容疑者(29)や飯星容疑者ら5人を逮捕した。

 一方、捜査関係者によると、渡辺さんは5年ほど前から通っていた堺市西区のムエタイジムで、後から入った井坪容疑者と知り合った。
救出された30代男性はSNS上で趣味のレゲエ音楽についてやり取りしたのをきっかけに、井坪容疑者らと知り合ったとみられるという。