12月28日 19時17分
長野県の喬木村は、「ふるさと納税」の返礼品として実家を離れて都会で暮らす村の出身者などを対象に村内にある墓の掃除を代行するサービスを始めました。
「ふるさと納税」は自治体に納める住民税のおよそ2割を目安に自分の好きな自治体を選んで寄付できる制度で、各自治体は地元の特産品を送るなど工夫を凝らしています。
こうした中、長野県喬木村は、返礼品の1つとして、実家を離れて都会で暮らす村の出身者などを対象に、村内にある墓の掃除を代行するサービスをことし9月から始めました。
サービスを受けられるのは3万円以上のふるさと納税をした人が対象で、墓の大きさや土地の面積を基準に寄付額を村に相談することになっています。申請の方法などは村のホームページで確認でき、随時、相談を受け付けています。
これまでに三重県で暮らす村出身の女性から「仕事で年末年始に帰省できない」と、墓掃除代行の申請があったということです。
喬木村産業振興課の伊藤茉里香さんは「村が代わりに墓掃除をさせて頂くことで、都会で暮らしていながら少しでもふるさとへの思いを強めてもらえればと考えています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20171228/K10011274611_1712281947_1712282019_01_02.jpg