12月上旬に始まった今シーズンの季節ハタハタ漁は、年内には秋田県内のほとんどの港で終わる見通しです。
秋田県水産振興センターのまとめによりますと、今シーズンの水揚げ量は、12月25日までで197トンで、昨シーズンの6割程度にとどまっています。
秋田県の漁業者は、漁り過ぎによるハタハタの減少を防ごうと漁獲枠を決めていますが、今シーズン、430トンとした漁獲枠の半分にも達していません。
記録的な不漁の影響でハタハタの価格が高騰しています。
秋田市の市民市場では、ブリコと呼ばれる卵を抱えたメスは、例年だと3キロで4000円から5000円が相場だということですが、今シーズンは、倍以上の1万円を超えているということです。
鮮魚店の店主の安田昭夫さんは、「ここまで高値になったのは記憶にないぐらいだ。客からは例年通り注文があるがこんな高値で売らないといけないのは本当につらい」と話していました。
12月29日 09時58分
秋田 NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6013976911.html